2004年度の読了本は477冊。今年はミステリ以外の作品も多かったので
分類分けをやめて総括的なベスト30にしてみました（後半はほとんど順不同）
このページの本の題名からは、Livreの感想へと飛びます
（基本的に1作家につき1作品、再読の作品は含んでいません）
2004年私的ベスト30■
- 闇の公子…タニス・リー ……この耽美な世界にすっかりハマりました
- 夜のピクニック…恩田陸 ……「夏の名残りの薔薇」も！
- アヴァロンの霧 1～4…マリオン・ジマー・ブラッドリー ……私の中でアーサー王と言えば今やこの作品
- ツ、イ、ラ、ク…姫野カオルコ ……すっぽりとツボにハマった作品
- 彩雲国物語1～4…雪乃紗衣 ……意外と奥が深い中華風ファンタジー
- 博士の愛した数式…小川洋子 ……何ともいえない味わい深さ
- 雨にもまけず粗茶一服…松村栄子 ……こういう作品も書かれる方だったんですね
- 天国の本屋…松久淳・田中渉 ……続編「うつしいろのゆめ」と「恋火」も
- 家守綺譚…梨木香歩 ……「村田エフェンディ滞土録」も
- ラピスラズリ…山尾悠子 ……夢のような世界
- 星月夜の夢がたり…光原百合 ……宝石箱のような、という言葉がぴったり
- 四日間の奇蹟…浅倉卓弥 ……何もない前半がなぜこれほどいいのでしょう
- 鳥類学者のファンタジア…奥泉光 ……こういうのってワクワクします
- The S.O.U.P.…川端裕人 ……仮想世界に飲み込まれてしまいそう
- 沈黙/アビシニアン…古川日出男 ……古川作品にしては読みやすくてびっくり（失礼）
- 楽園のつくりかた…笹生陽子 ……「ぼくは悪党になりたい」も
- 夏雲あがれ…宮本昌孝 ……前作「藩校早春賦」も
- 退屈姫君伝…米村圭伍 ……シリーズ4作読んだ中では、これが1番可愛い
- 五王戦国志 1～8…井上祐美子 ……同時期に読んだ「華陽国志」全6巻（狩野あざみ）も
- センセイの鞄…川上弘美 ……同じくツキコとセンセイの「パレード」も
- ぼくとアナン…梓河人 ……今度はぜひ「アナン」を読みたい
- トリツカレ男…いしいしんじ ……ずんずんと引き込まれます
- 二人道成寺…近藤史恵 ……何とも切ないのです
- ベルリン飛行指令…佐々木譲 ……「ストックホルムの密使」も早く読みたい
- 生首に聞いてみろ…法月綸太郎 ……とても端整な本格ミステリ
- 龍の契り…服部真澄 ……香港返還前に読みたかった作品
- 方舟は冬の国へ…西澤保彦 ……気持ちの良い読後感
- 愚か者死すべし…原尞 ……10年ぶりの新作！
- 幻想建築術…篠田真由美 ……題名からは想像できないファンタジー
- フェッセンデンの宇宙…エドモンド・ハミルトン ……オリジナルの持つパワーは素晴らしい
