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古今東西のミステリブックガイドです
これらの本がきっかけで、まだ知らないミステリへの道が開けるかもしれません
他にも参考になる本があれば、徐々に追加していきますね

古今東西ミステリブックガイド■
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メインディッシュはミステリー」小泉喜美子 新潮文庫

海外ミステリの翻訳家でもあり、ご自身でもミステリ作品を数多く書かれた小泉喜美子さんのミステリに関するエッセイ集。「殺人をテーマに好んで扱うジャンルだけに、ミステリーは美しく、洗練されていなければならない」という言葉が、小泉さんのミステリ観を示していますね。30年近く前に書かれた本ですが、今でも優れた海外ミステリの入門書だと思います。私の詳しい感想はコチラ

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ミステリーを科学したら」由良三郎 文春文庫

元東大医学部の教授であり、ご自身もミステリ作家という由良三郎氏のミステリに関するエッセイ。様々なミステリ作品に描かれてきた犯罪を、科学的に検証していきます。名作と呼ばれる作品にもいかに間違いが多いか驚かされます。膨大な読書量と医学に関する知識には脱帽。ミステリへの愛情が感じられる1冊です。私の詳しい感想はコチラ


謎物語」北村薫 中公文庫

落語、手品などの話を交えながら、古今東西の本格ミステリやそのトリックについて語るエッセイ集。北村さんの知識の幅広さには圧倒されます。それらは国内外のミステリに留まらず、本当に広範なもの。 「僕はアッと驚きたいのです!」この言葉がとても印象的でした。私の詳しい感想はコチラ


ショパンに飽きたら、ミステリー」青柳いづみこ 創元ライブラリ

クラシックの演奏家にはミステリファンが多いとのことで、プロのピアニストでありドビュッシー研究家の青柳いづみこさんも例外ではありません。大のミステリー愛好家である青柳さんの書かれた音楽とミステリのエッセイは、演奏家ならではの鋭い視点が必見です。私の詳しい感想はコチラ


有栖の乱読」有栖川有栖 メディア・ファクトリー

有栖川有栖さんの読書遍歴や、有栖川さんの選んだミステリ100選、そして自作品の解説などが収められています。これはミステリを読み始めて間もない頃に出会った本で、右も左も分からないミステリ初心者だった私自身、この100選にはとてもお世話になりました。古典から現代物までバラエティ豊かな100選です。私の詳しい感想はコチラ。ここに紹介されている作品リストはコチラ


本格ミステリーを語ろう!海外編」芦辺拓・有栖川有栖・小森健太朗・二階堂黎人 メディア・ファクトリー

海外ミステリを知り尽くした4人の日本のミステリ作家たちが集う、海外ミステリ座談会。1941年に発表されたエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の悪夢」に始まり、1990年発表のジェイムズ・ヤッフェやレジナルド・ヒルまで、海外ミステリの流れを年代順に追っているので非常に分かりやすいです。


森博嗣のミステリィ工作室」森博嗣 メディア・ファクトリー

森博嗣さんの読書遍歴や、森さんの選んだミステリ100選。そして自作品の解説など。S&Mシリーズの裏話や、どんな雰囲気の作品を書きたかったのかが分かります。古今東西のミステリを万遍なく紹介している印象の「有栖の乱読」のミステリ100選よりも、もっと個人的な好みに走っているという感じですね。ここに紹介されている作品リストはコチラ


有栖川有栖の密室大図鑑」有栖川有栖 新潮文庫

1841年に「モルグ街の殺人」が発表されて以来、作家をも読者をも魅了し続けている密室ミステリ。有栖川有栖さんの選んだ古今東西の40の密室ミステリが、磯田和一さんのイラストと共に紹介されていきます。犯人やトリックなど肝心な部分は伏せられているので安心。逆にどれも読みたくなって困るかもしれません。私の詳しい感想はコチラ


英国ミステリ道中ひざくりげ」若竹七海 光文社

若竹七海さんの数度にわたる渡英話を1冊にまとめた本。熱意と執念とハプニングたっぷりの珍道中。数々の英国ミステリの舞台を訪れる話もとても面白いですし、訪れた土地ごとのゆかりの文芸作品が紹介されています。本屋や古本屋のデータも非常に充実していますので、本好きさんの渡英には必携。私の詳しい感想はコチラ


文学賞メッタ斬り!」大森望・豊崎由美 PARCO出版

芥川賞や直木賞、江戸川乱歩賞、ホラー小説大賞、メフィスト賞、ファンタジーノベル大賞まで、様々な国内の文学賞について語った本。選考委員やその選評などが、次々とメッタ斬りにされていく様は、読んでいて痛快。出版社や各賞の裏事情が分かるのも楽しいです。

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