Livre資料室TOP≫HOME≫
Livre

薔薇を中心としたガーデニングに関する本です
写真が綺麗で、見ているだけでも飽きない本を中心にセレクトしてみました

薔薇の本■
「バラの園を夢見て」梶みゆき・高山玲子・豊永由紀・村田晴夫  婦人生活社

梶みゆきさん、高山玲子さん、豊永由紀さんがそれぞれの庭で育てている薔薇の紹介と、村田晴夫さんによるローズガーデンを作るためのアドバイス。それぞれのお庭の風景もとても魅力的なのですが、実際に摘み取って並べた薔薇の写真がとてもユニーク。どの写真も大きくて美しいです。◎

「オールドローズガーデン」梶みゆき(写真・井上茂) 小学館

梶みゆきさんの、東京ご自宅の庭と山のおうちの庭、それぞれの庭に植えられている薔薇の紹介と、年間を通しての薔薇とのつきあいなど。梶さんの薔薇の栽培は無農薬が基本。それも私にとってはとても大きいポイントです。どの写真もとても綺麗で、どれだけ見ても飽きません。◎

「Rose&RoseGardens バラの咲く庭づくり」村田晴夫 講談社

場面別ごとに向いている薔薇が紹介されています。特にベランダや半日陰の庭に向く薔薇、高いフェンス低いフェンスに向いた薔薇など、日本の住環境で実際的にお役立ち。どちらかといえば、つる薔薇が多いようです。狭い庭につる薔薇を、というのが私にとっては盲点でした。村田晴夫さんの「つるバラの庭」入門編・応用編(成星出版)も欲しいのですが、こちらは既に絶版。◎

「オールドローズと英国式ガーデン」京阪園芸 ひかりのくに

イングリッシュガーデンを中心に、色々な庭に似合うオールドローズの紹介をしていきます。園芸店の出している本だけあって、庭造りを大切にしているのが特徴。薔薇同士や、薔薇と他の花の色の組み合わせ、そして庭における小物使いなども参考になります。

「バラのガーデンデザイン」京阪園芸 ひかりのくに

自然流ガーデン、シェードガーデン、ウォールドガーデンなど、様々な種類のガーデンデザインの提案。「オールドローズと英国式ガーデン」同様、園芸店の出している本だけあって、どちらも庭造りを大切にしているのが特徴です。薔薇同士や、薔薇と他の花の色の組み合わせ、そして庭における小物使いなども参考になります。

「暮らしにバラを オ−ルドロ−ズ」淡交社

オールドローズを中心にしたガーデンローズのカタログは、195種類と充実しています。薔薇の写真もなかなか綺麗なのですが、唯一ジュンコ・シマダのページだけは浮いているかも…。

「私のバラに逢いたくて」成星出版

野村和子さんと村田晴夫さんによる、場面ごとに向いている薔薇とその仕立て方。日陰の庭や和風の庭にはどんな薔薇が合うのかなど。その他にも野村和子、ケイ山田さん、高木絢子さんなど薔薇に詳しい方々によるエッセイやインタビューも。

「デビッド・オースチンのイングリッシュローズ」産調出版

イングリッシュローズを生み出したデビッド・オースチンによる本。掲載データはイギリスで育成された状態のままなので、日本ではそのまま参考にすることができない部分もあるとは思いますが、やはりイングリッシュローズは、写真を見ているだけでもとても美しくて満足。◎

「ルドゥーテのバラ」タッシェン・ジャパン

ナポレオン一世の最初の妻・ジョゼフィーヌ皇后の庇護の下に、多くの薔薇の絵を描き、薔薇の画家として名高くなったルドゥーテ。彼の描く克明な薔薇の絵は、私にとっての薔薇の絵の原点です。ルドゥーテには「バラ図譜」など素晴らしい図版もあるのですが、とても高価なのが難点。この本でも十分堪能できます。◎

「つるバラの庭―村田晴夫のバラの庭作り(入門編)」村田晴夫 ブッキング

ずっと欲しかった、村田晴夫さんのつるバラの本が再版されました。長い間絶版となっていたため、その内容は村田晴夫さんの他の本にかなり吸収されていますが、それでもやはり見ているだけでも嬉しくなってしまうような本です。入門編と応用編があります。◎


薔薇以外の本■
「つる植物のガ−デニング」日本放送出版協会

様々なつる植物が紹介されています。クレマチスとつるバラの特集があります。つる薔薇のページは村田晴夫氏が担当。つる植物を使った自然な庭はとても素敵です。◎

「フローラ逍遥」澁澤龍彦 平凡社ライブラリー

水仙、椿、梅、菫、チューリップ、金雀児、桜、ライラック。八坂安守さんが長年に渡って蒐集したという植物図譜と、澁澤氏による、それらの花々にまつわるエッセイ。25種類の花々が紹介されていきます。花の写真というのももちろん素敵ですが、独特の雰囲気を持つボタニカルアートはやはりいいものですね。私の詳しい感想はコチラ

「花空庭園」荒俣宏 平凡社ライブラリー

ルドゥーテの『バラ図譜』から高木春山の『本草図説』まで、古今東西のボタニカル・アートを集めた博物図譜。200点ものカラー図版が収められ、様々な薀蓄が紹介されています。「フローラ逍遥」を執筆する澁澤龍彦氏がきっかけで出来た本なので、ぜひ合わせて楽しみたいものです。私の詳しい感想はコチラ

「ひみつの植物」藤田雅矢 WAVE出版

表紙の写真は南アフリカの砂漠地帯が原産の多肉植物オブツーサ。緑色の硝子細工のような植物です。これ以外にも、水も土も根も葉もないのに花の咲くコルチカムや赤いヒマワリ、変わり咲き朝顔、翡翠色のヒスイカズラなど少し変わった植物が紹介されています。育ててみたい人のためにお取り寄せデータ付き。園芸店で見かけたことのある品種も多かったのですが、写真もとても綺麗ですし、著者の藤田さんが子供の頃に好きでよく眺めていたという学研の植物図鑑は私も大好きだったので、気持ちが伝わってきてとても楽しめました。私の詳しい感想はコチラ

Livre資料室TOP≫HOME≫
JardinSoleil