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子供の頃大好きだった本 <少年少女編>
<冒険編>と、分け方が少々紛らわしくなってしまったのですが
主人公が少年少女という作品は、全てこちらに載せました

子供の頃大好きだった本 少年少女編■
エーミールと探偵たち」エーリヒ・ケストナー(高橋健二訳)ケストナー少年文学全集

とにかく大好きなケストナー。「エーミールと探偵たち」「エーミールと三人のふたご」は岩波少年文庫から、「飛ぶ教室」は講談社青い鳥文庫から出ていますが、ここには敢えてケストナー少年文学全集を載せてみました。私が一番好きなのは「飛ぶ教室」ですが、初めての方は「エーミールと探偵たち」や「点子ちゃんとアントン」「ふたりのロッテ」辺りから入るのも良さそうです。とにかくオススメ! 「エーミールと探偵たち」「エーミールと三人のふたご」「点子ちゃんとアントン」「飛ぶ教室」「五月三十五日」「ふたりのロッテ」「わたしが子どもだったころ」「動物会議」「サーカスの小びと

No Imageツバメ号とアマゾン号」アーサーランサム(岩田欣三・神宮輝夫訳)岩波書店

こちらも大好きでよく読み返していました。イギリスの湖水地方を中心に繰り広げられる子供たちの冒険物語、全12巻。夏休みの休暇に湖水地方にやってきたジョン、スーザン、ティティ、ロジャの4人は、ナンシーとペギーの姉妹に出会って意気投合。ツバメ号とアマゾン号というのは、それぞれが持つ帆船の名前です。実際に行ってみたイギリスの湖水地方は、本当にこの物語のイメージ通りの場所で大感激でした。
ツバメ号とアマゾン号」「ツバメの谷」「ヤマネコ号の冒険」「長い冬休み」「オオバンクラブの無法者」「ツバメ号の伝書バト」「海へ出るつもりじゃなかった」「ひみつの海」「六人の探偵たち」「女海賊の島」「スカラブ号の夏休み」「シロクマ号となぞの鳥

長くつ下のピッピ」アストリッド・リンドグレ−ン(大塚勇三訳)岩波少年文庫

リンドグレーンも大好きな作家。世界一強い女の子・ピッピの巻き起こす騒動に、隣の家に住むトミーとアンニカが巻き込まれていく「長くつ下のピッピ」には、「ピッピ船にのる」「ピッピ南の島へ」の続編も。しかし実はこれ以上に好きだったのが、名探偵カッレくんのシリーズ。カッレくんと、親友のアンデス、お転婆な少女・エーヴァ・ロッタの3人の冒険談。「名探偵カッレくん」「カッレくんの冒険」「名探偵カッレくんとスパイ団」と出ています。リンドグレーンは非常に多作な作家。「はるかな国の兄弟」「ミオよわたしのミオ」などのファンタジー作品もあります。

ハイジ 上」「ハイジ 下」ヨハンナ・シュピリ(上田真而子訳)岩波少年文庫

デーテおばさんにアルプスの山に住むおじいさんの元に連れて来られたハイジの物語。私はテレビアニメ版は見ていませんが… 子供の頃、帰国子女だった友達がこの「ハイジ」の続編を持っていて、とても羨ましかった覚えがあります。しかしその続編は英語版。到底読めませんでした。残念。機会があれば、今からでも読んで見たいものですが、でもどうやら日本語訳は出ていないようですね。

秘密の花園 上」「秘密の花園 下」F.H.バーネット(山内玲子訳)岩波少年文庫

メリーは両親を亡くし、大きなお屋敷に引き取られることに。なかなかそこの生活に馴染めないメリーは、ある日入ることを禁じられていた廊下の奥から、子どもの泣き声がするのに気付きます。…やはりこの物語は花園のシーンが一番印象的でしたが、主人公が食べていた蜂蜜入りのおかゆにも興味津々でした。今考えてみると、きっとオートミールだったのでしょうね。同じくバーネット夫人の、「小公子」「小公女」も好きでした。私の詳しい感想はコチラ

クローディアの秘密」E.L.カニグズバーグ(松永ふみ子訳)岩波少年文庫

日常生活に嫌気がさしたクローディアは、スマートな家出を実行することに決め、弟のジェイミーと共にメトロポリタン美術館へ。美術館で過ごすうちに、そこにあったミケランジェロの天使像の謎に夢中になってしまいまう… という物語。 児童書ですが、少し大人っぽい雰囲気。今から考えると、ミケランジェロの天使の謎を探る場面など、ミステリ的要素もあったのですね。メトロポリタン美術館に泊り込む場面など何度読んでもわくわくしてしました。私の詳しい感想はコチラ

あしながおじさん」J・ウェブスター(谷口由美子訳)岩波少年文庫

孤児院育ちのジュディは、名前も知らない人物の援助で大学に進学できることに。彼女はその人を「あしながおじさん」と名づけて、毎月のように手紙を書き送ります。
片道の手紙だけでこれほど面白い物語になってしまうとは凄いと驚いた1冊。(岩波少年文庫では、もっと物語らしく書き直されているかもしれません)「続あしながおじさん」も読みましたが、やはりこちらの方が面白かったです。

No Imageふくろ小路一番地」イ−ヴ・ガ−ネット(石井桃子訳)岩波少年文庫

子沢山のラッグルス一家で毎日のように巻き起こる賑やかな騒動の物語。
だんなさんのジョーはゴミ拾い。おかみさんのロージーは洗濯屋。イギリスの児童文学で、いわゆる労働者階級の物語というのはとても珍しかったのではないでしょうか。長女のリリー・ローズがお客さんの緑色のペチコートを縮めてしまった話では、一緒になってドキドキしてしまいました。

No Imageコウノトリと六人の子どもたち」マインダ−ト・ディヤング(遠藤寿子訳)岩波少年文庫

村に幸運を運ぶというコウノトリ。子供たちの住む海辺の村にはどうしてコウノトリがこないのだろう、という疑問から、子供たちは何とかコウノトリを呼ぼうと考え始めます。
コウノトリが巣を作れるようにするために、荷車の車輪を屋根の上に取り付けける、というのがとても新鮮でした。村の子供たちが1つの目標に向かって一致団結して頑張る姿も素敵。オランダが舞台のなんとも心が暖かくなる物語です。

No Image銀のスケート―ハンス・ブリンカーの物語」メアリ・メ−プス・ドッジ(石井桃子訳)岩波少年文庫

オランダが舞台。ハンスと妹のグレーテルが、スケート大会の1等賞の銀のスケート靴と、事故で記憶喪失となったお父さんが埋めたはずの千ギルダーのお金の行方を探す物語。この話を読んだのは、オランダという国をまだほとんど知らない頃で、貧しくてスケート靴を買えない兄妹が氷の張った運河を木靴で滑っていたり、運河の決壊を指1本で防いだ男の子の話が出てきたり、ワクワクしながら読みました。

嵐が丘」エミリー・ブロンテ(鴻巣友季子訳)新潮文庫

嵐が丘と呼ばれる場所でのヒースクリフとキャサリンの運命の出会い、そして愛と憎しみの物語。姉のシャーロット・ブロンテが書いた「ジェーン・エア」もそうなのですが、本当に激しいです。でもこれらの作品を書いた頃、姉妹は父と兄以外の男性をほとんど知らない状態だったそうで、それなのにヒースクリフのような男性が書けるのか… と子供心に衝撃的だった覚えがあります。私が見たイギリスのヨークシャーのムーア(荒野)は、ヒースの花が満開で、丘全部が紫色に染まっていました。

若草物語」ルイザ・メイ・オルコット(中山知子訳)

メグ、ジョー、エリザベス、エイミーの4姉妹の物語。メグがパーティに出席した時にまるで着せ替え人形のようにされ、やはりモスリンのドレスが一番だったと思うシーンや、エイミーがライムを教室の窓から捨てたシーンなどが印象的でした。「続・若草物語」も。

大きな森の小さな家」ロ−ラ・インガルス・ワイルダ−(渡辺南都子訳)講談社青い鳥文庫

実はシリーズ全体よりも「農場の少年」がお気に入りで、よく読み返していました。これはローラと結婚することになるアルマンゾの少年時代の物語。ローラの家とはまた違った暮らしぶりで、美味しそうな食べ物も沢山。「美味しそうな本」ナンバー1でした。
大きな森の小さな家」「大草原の小さな家」「プラム川の土手で」「シルバー湖のほとりで」「農場の少年」「大草原の小さな町」「この輝かしい日々」(講談社青い鳥文庫)「はじめの四年間」「大草原の小さな町」「この楽しき日々」「長い冬」(岩波少年文庫)

赤毛のアン」ル−シ−・モ−ド・モンゴメリ(村岡花子訳)新潮文庫

最初の「赤毛のアン」がやっぱり一番面白いという声も聞きますが、アンのその後の物語も大好きでした。特に好きだったのは、アンの大学時代を描いた「アンの愛情」。アンの友達となるフィリパ・ゴードンもお気に入り。最終巻の「アンの娘リラ」も大好きでした。
赤毛のアン」「アンの青春」「アンの愛情」「アンの友達」「アンの幸福」「アンの夢の家」「炉辺荘のアン」「アンをめぐる人々」「虹の谷のアン」「アンの娘リラ

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