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子供の頃大好きだった本 <冒険編><ミステリ編>
冒険物もミステリ物も、主人公は一応「青年」以上の年齢の作品に限定
少年少女が主人公の場合は、<少年少女編>に入れています

子供の頃大好きだった本 冒険編■
三銃士 上」「三銃士 下」アレクサンドル・デュマ(生島遼一訳)岩波少年文庫

17世紀、ルイ13世の時代。パリに出てきた途端に王と枢機卿の宮廷での争いに巻き込まれてしまった若き騎士ダルタニャンは、親友となったアトス、ポルトス、アラミスらと共に王妃のダイヤモンドを取り戻そうとします。…血湧き肉躍る作品とはこのこと!私が読んだのも、この岩波少年文庫なのですが、そろそろきちんとしたダルタニャン物語の完訳を読みたいと思っています。

紅はこべ」バロネス・オルツィ(西村孝次訳)創元推理文庫

18世紀末、革命直後のフランス。死刑判決を受けた貴族たちを確実にギロチンから救い出すイギリス人「紅はこべ」と、彼を慕うヒロインの大活劇。児童書ではないのかもしれませんが、これには夢中になりました。オルツィを知ったのは、「隅の老人の事件簿」よりもこちらがずっと先。
しかしマルグリットとアルマンといえば「椿姫」。この繋がりは…?

海底二万里」J.ヴェルヌ(荒川浩充訳)創元SF文庫

本によって「二万マイル」だったり、「二万里」だったりするのが子供心に不思議だったのですが、途方もない距離という意味だったのですね。(笑) ミステリアスなネモ船長と、彼の率いるノーチラス号が魅力的。海底の真珠の場面が特に印象に残っています。

南総里見八犬伝1 妖刀村雨丸」滝沢馬琴(浜たかや・山本 タカト)偕成社

室町時代の安房国。妖女・玉梓の呪いを受けた伏姫は、犬の八房に嫁ぐことになります。犬の子供を身ごもったことが分かった伏姫は自害。その瞬間姫の身体から飛び散った八つの珠が八剣士となり… という伝奇小説。私が読んだのは子供の本だったので、岩波文庫から出ている全10巻の完訳を読んでみたいのですが、偕成社から出ているこの本も表紙の絵が素敵なので読んでみました。詳しい感想はコチラ
南総里見八犬伝1 妖刀村雨丸」「南総里見八犬伝2 五犬士走る」「南総里見八犬伝3 妖婦三人」「南総里見八犬伝4 八百比丘尼

西遊記 上」呉承恩(伊藤貴麿訳)岩波少年文庫

三蔵法師が孫悟空や猪八戒、沙悟浄らと共に天竺に経文を取りに行く物語。やはり中国物といえば、これが基本なのではないでしょうか。私が愛読していたのは、完訳の平凡社版。小難しい漢詩などとにらめっこしながらだったのですが、読み始めるとやはり夢中になってしまうのです。
西遊記 上」「西遊記 中」「西遊記 下


子供の頃大好きだった本 ミステリ編■
怪盗紳士 怪盗ルパン」モーリス・ルブラン(南洋一郎訳)ポプラ社

南洋一郎訳のポプラ社のシリーズは、かなり沢山集めていました。全30巻だったシリーズは、今は全20巻で出されているようです。表紙の絵が変わってしまい、残念なのですが…。ホームズよりも断然ルパン派でした。
怪盗紳士」「ルパンの大失敗」「ルパン対ホームズ」「奇巌城」「消えた宝冠」「813の謎」「古塔の地下牢」「七つの秘密」「ルパンの大作戦」「黄金三角」「三十棺桶島」「虎の牙」「八つの犯罪」「魔女とルパン」「緑の目の少女」「ルパンの名探偵」「怪奇な家」「ルパンと怪人」「ルパンの大冒険」「ルパン最後の冒険」「怪盗ルパン 文庫版(全20巻セット)

シャーロック・ホウムズまだらのひも」コナン・ドイル(林克己訳)岩波少年文庫

ルパン派とはいえ、ホームズもやはり読んでいました。最初に読んだのが「赤毛連盟」。これは衝撃的でした。
シャーロック・ホウムズバスカーヴィル家の犬」「シャーロック・ホウムズ空き家の冒険」「シャーロック・ホウムズ最後の事件」など

怪人二十面相」江戸川乱歩 ポプラ社

ルパンとホームズに比べると、怪人二十面相や明智小五郎、少年探偵団はあまり読んでいなかったかも…。読んでいたのはこのポプラ社のシリーズだったような気がしますが、しかし今は挿絵が全然違うのですね。
怪人二十面相」「少年探偵団」「妖怪博士」「大金塊」「青銅の魔人」など

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