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大人になってから出会った児童書 <ファンタジー編その2>
大人になった今もファンタジー、特に長く続くシリーズ物作品は大好きです

大人になってから出会った児童書 ファンタジー編■
ゲド戦記 全6巻セット」ル・グウィン(清水真砂子訳)岩波書店

子供が読んでも面白いと思いますが、むしろ大人向けの作品のような気がします。かなり深い物語です。そしてこの物語で驚いたのは、魔法の力が備わっていることに気付いた少年・ゲドの物語に始まり、3巻辺りまではゲドが物語の中心にいるまではいいのですが、最後にはゲドは老いて既に一線を退き、他の人々の影に隠れた状態になってしまうこと。普通のファンタジーとは一線を画していますね。私の詳しい感想はコチラ
ゲド戦記1 影との戦い」「ゲド戦記2 こわれた腕環」「ゲド戦記3 さいはての島へ」「ゲド戦記4 帰還」「ゲド戦記5 アースシーの風 」「ゲド戦記外伝

魔法使いはだれだ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(野口絵美訳)徳間書店

多元世界が舞台となるファンタジー。どれも主人公は違いますし、それぞれの物語は独立していますが、大魔法使いクレストマンシーが登場するところが共通点。5冊のうちで特に好きなのは異世界への旅がナルニアの「魔術師のおい」を彷彿とさせる「クリストファーの魔法の旅」と、イタリアが舞台で、歌いながら呪文をかける場面がとても素敵な「トニーノの歌う魔法」。ちなみにクレストマンシーとは個人名ではなく、役職名です。私の感想はコチラ
魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」「魔法がいっぱい

妖精王の月」O.R.メリング(井辻朱美訳)講談社

O.R.メリングはアイルランド生まれの作家で、ケルト色の濃い物語を書いている作家。「妖精の月」から始まるファンタジー5作はそれぞれに物語としては独立しているのですが、現代のアイルランドを舞台にしていたり、トゥアハ・デ・ダナーンの時代を舞台にしていたり、メーヴ女王とクーフーリンの時代と、様々なケルト神話を楽しむことができます。私の詳しい感想はコチラ
妖精王の月」「歌う石」「ドルイドの歌」「夏の王」「光を運ぶ娘

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