リィは自分の命を狙うシェラと賭けをして一緒に暮らすことに。ウォルは密かにサヴォア公爵にマグダネル卿討伐を命じます。裏切り者のマグダネル卿を表立って処分しては、サヴォア公爵家の家名に傷がつくという配慮からの苦しい選択でした。そしてシェラにもそのマグダネル卿暗殺の仕事が。デルフィニア戦記第6巻。
これまでほとんど女性に関心を示さなかった国王に押しかけ愛妾が出現して王宮は大混乱。そしてリィにはタンガのナジェック王子との縁談が。 いろいろな思惑が交錯する中で、ウォルとリィの結婚式が執り行われることになります。しかしその挙式の最中に、タンガからの奇襲の知らせと宣戦布告が届きます。デルフィニア戦記第7巻。
タウの自由民の大活躍もあり、デルフィニアはタンガに圧勝。タンガからタウの東峰をそっくり奪うことに成功します。そしてタウはデルフィニアの庇護の元、完全自治領に。王宮ではシェラの正体がシャーミアンに露見し、それが元でイヴンが重傷を負う事件が。一方パラストはデルフィニア侵攻の計画をすすめます。デルフィニア戦記第8巻。
実はタウは豊富な資源が眠っている土地だった!タウの頭目がウォルに密かに打ち明けるのですが、タウの銀をエサにタンガの挙兵を誘う作戦は思わぬ方向へ…。なんと西の大国パラストがタンガと同時に攻め込んで来たのです。パラストに出兵した国王軍ですが、味方の裏切りにより国王は捕われの身に…。リィは単身救出に向かいます。 デルフィニア戦記第9巻。
東西の大国タンガとパラストが同盟を結び、ウォルの命を楯にデルフィニアを脅しにかかります。その間、ナシアスは裏切者を装ってグラハム卿の元で動き、バルロは公爵家の総力を結集、イヴンもタウからウォル救出へ。そしてデルフィニアの元には、ウォルが処刑されるという知らせが届きます。救出に向かったリィにも罠がしかけられ…。デルフィニア戦記第10巻。
闘いはデルフィニア側の圧倒的勝利に終わり、デルフィニアは一応の平和をとりもどします。しかしパラストの元には密かにタンガからの使者が。両国はデルフィニアを再びたたく相談を始めます。今度は北の大国スケニアを利用することに。そしてオーロンはファロット一族にリィの暗殺を依頼。一方デルフィニアではリィによるウォルとポーラのお見合いのその後の展開が。そして思わぬ人物の出生の秘密。デルフィニア戦記第11巻。
ポーラが愛妾になりたがらないのは自分が王妃でいるからだと思いこんだリィは、ウォルと離婚しようとして、王宮全体を揺るがす大騒ぎを引き起こします。しかしなんとか騒ぎはおさまり、ポーラは無事王宮へ。そしてリィとリィの暗殺を狙うファロット・レティシアの対決。レティシアはなんとリィと互角の力を持っていました。真剣勝負をしながらもなかなか決着はつかず…。デルフィニア戦記第12巻。
ベルミンスター公爵ロザモンドが双子を出産し、サヴィア公爵バルロと結婚。そしてコーラルでは近隣諸国を招いての大掛かりな国交回復記念式典が開かれます。結婚披露宴、ポーラのお披露目、そしてデルフィニアには様々な恋の話が。一方、リィを狙うレティシアは応援を要請するのですが、8人のうちの2人があっさり殺られ、ファロットたちもリィに対する認識を新たにします。デルフィニア戦記第13巻。
デルフィニアではいくつかの結婚式が華やかにとりおこなわれます。しかし国交回復記念式典があったばかりだというのに、カムセンにタンガの武将ゴドルフィンが攻め込んでてきます。タンガの使者の話によるとゾラタス王の意志ではないのらしいのですが、ウォルはとりあえず狐狩りの名目でカムセンへ。しかし戦闘の最中、レティシアが放った毒矢がリィに命中。重傷を負ったリィの元には次々とファロットの刺客が。デルフィニア戦記第14巻。
スケニアの大艦隊が押し寄せ、あっという間にレテ島が占拠されます。タンガは本格的にデルフィニア侵攻を開始し、ビルグナ砦は陥落。スケニア勢のあまりの強さにタウもなすすべがなく、デルフィニアは絶体絶命の危機にさらされます。しかしイヴンの活躍によってデルフィニアは窮地を脱します。そして最後に残った大物カップルの結婚式が。デルフィニア戦記第15巻。