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古今東西の文学作品ブックガイドです
これらの本がきっかけで、読み逃していた文学作品への道が開けるかもしれません
他にも参考になる本があれば、徐々に追加していきますね

古今東西文学作品ブックガイド■
世界の十大小説」上下 サマセット・モーム 岩波文庫

ここに紹介されている作品リストはコチラ

手紙、栞を添えて」辻邦生・水村美苗 朝日文庫

朝日新聞の読書欄に連載されていた、辻邦生さんと水村美苗さんの文学をめぐる往復書簡。お2人の文学的素養の深さが素晴らしいですし、ここで話題に上る作品に対する考察や文学に対する思いが深いです。お2人の語る文学は、自由自在に古今東西を駆け巡ります。水村さんの才気溢れる考察を、辻邦生さんが深い懐で受け止め、さらに発展させていくという感じ。文章も美しいですね。私の詳しい感想はコチラ。この本に紹介されている作品リストはコチラ

本に読まれて」須賀敦子 中公文庫

翻訳家・エッセイストとして活動されていた須賀敦子さんの書評集。「書評から」「好きな本たち」「読書日記」という3章に分かれており、海外の小説を中心に、古典や詩集、そして日本の作品など沢山の作品が紹介されていきます。常に変わらず本を愛し、正面から本に向き合っているという姿勢がとても印象的。私の詳しい感想はコチラ

つまみぐい文学食堂」柴田元幸 角川書店

フルコースのメニューになぞらえた章立てで、翻訳家の柴田元幸さんが主にアメリカ文学の中の食べ物を紹介していく本。世の中、美味しそうな作品は沢山ありますが、この本を一読して驚いたのは、これほど美味しくなさそうな場面ばかり沢山集めてしまったのか…!ということ。どうやらアメリカの日常の食事がとても不味いということも関係しているようなのですが… しかし紹介されている本はどれもとても面白そうですし、柴田元幸さんの読み解き方もとても勉強になります。私の詳しい感想はコチラ

文藝ガーリッシュ」千野帽子 河出書房新社

讀者が本を選ぶのではなく、本が讀者を選ぶーー「志は高く心は狭い文科系小娘(フィエット)」のための、スヰートで辛口の読書案内。定番中の定番から、大物作家の意外な作品まで、文科系小娘のための69の作品が紹介されていきます。本の装幀も細部にまで拘っていて、とても素敵。思いがけない本同士でも、一旦「ガーリッシュ」という言葉で括られてみると、もう「ガーリッシュ」以外では考えられないほどしっくりとくるのが不思議なほど。とてもチャーミングなブックガイドだと思います。私の詳しい感想はコチラ。ここに紹介されている作品リストはコチラ

世界小娘文學全集-文藝ガーリッシュ舶来編」千野帽子 河出書房新社

ここに紹介されている作品リストはコチラ

読書の腕前」岡崎武志 光文社新書

これからもずっと楽しみとして本を読んでゆきたい、できるだけ読書の時間を多くとりたい人、色んな作家の色んな本に触れてみたいと考えている人のための本。釣りやスキー、手芸といったことと同じように、「読書」も読めば読むほど色んなことが分かって、腕前が上がっていくといいます。…日頃思っていることを見事に文章にしてくれたようでした。特に1章はすごいです。私の詳しい感想はコチラ

世界文学ワンダーランド」牧眞司 本の雑誌社

世界文学75作を紹介していくブックガイド。元々はSFマガジン誌上で「SFファンのための世界文学百科」というタイトルで連載されていたもののようです。「文学は最高のエンターテイメントだ!」…ということで、敬遠されがちな「文学」への敷居を低くしたい、入り口を広げたい、という熱意が感じられます。ここに紹介されている作品リストはコチラ、最強の文学・ジャンル文学50はコチラ

偏愛文学館」倉橋由美子 講談社文庫

再読しようとしてもできなかったものは、偏愛に値しないもの。よってこの本には取り上げなかった、とそこまで言い切る拘りの読書案内。紹介されている未知の作家や作品に興味を持つのはもちろん、知っている作品も改めて読み返したくなります。私の詳しい感想はコチラ。ここに紹介されている作品リストはコチラ

心と響き合う読書案内」小川洋子 PHP新書

未来に残したい文学遺産を紹介するラジオ番組を書籍化したもの。古今東西の文学全52作品を春夏秋冬に分けて紹介していく読書案内です。既読作品が多いのですが、既に読んでいる作品をまた改めて再読したくなるのがこの本の一番大きな魅力なのではないでしょうか。小川洋子さんの穏やかで柔らかな語り口がとても心地良いです。私の詳しい感想はコチラ。ここに紹介されている作品リストはコチラ

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