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子供の頃大好きだった本 <ファンタジー編その2>
長い作品、特に別世界を舞台とする壮大なファンタジーが大好きでした
大好きな作品ほど、長く長く続いていて欲しいと願ってしまいます

子供の頃大好きだった本 ファンタジーシリーズ編■
「ナルニア国ものがたり」全7冊セットC.S.ルイス(瀬田貞二訳)岩波少年文庫

小学校時代の1番の愛読書。この世界の人間の子供たちが、ナルニアという別世界に送り込まれ、そこで繰り広げられる冒険の物語。衣装戸棚のアイディアは、今のファンタジーに大きな影響を与えていますね。一番最初に書かれたのは「ライオンと魔女」ですが、時系列的には「魔術師のおい」が最初。ここでナルニアの成り立ちが語られます。そして「さいごの戦い」が最終巻。全体を通してナルニアという世界の一大興亡記となっています。
ライオンと魔女」。「カスピアン王子のつのぶえ」「朝びらき丸東の海へ」「銀のいす」「馬と少年」「魔術師のおい」「さいごの戦い

「指輪物語」全9巻セットJ.R.R.トールキン(瀬田貞二・田中明子訳)評論社文庫

左の画像は最初の1冊目。ナルニアと並んで、小学校の頃の愛読書ナンバー1でした。新訳版は全9巻でしたが、2003年12月に追補編を収めた10巻が発売になりました。アラゴルンとアルウェンの出会いの物語も収められており、ファン必見です。「指輪物語」の事件のきっかけとなる「ホビットの冒険 上」「ホビットの冒険 下」、中つ国の成り立ちを知る「シルマリルの物語 上」「シルマリルの物語 下」も。
旅の仲間 上1」「旅の仲間 上2」「旅の仲間 下1」「旅の仲間 下2」「二つの塔 上1」「二つの塔 上2」「二つの塔 下」「王の帰還 上」「王の帰還 下」「追補編

No Imageタランと角の王」ロイド・アリグザンダー(神宮輝夫訳)評論社

プリデイン物語シリーズ。ウェールズの古い伝説をモチーフにした、少年タランの成長物語。指輪物語やナルニアに比べると、少々物足りない部分もあったのですが、それでもこの作品なりの切り口があり、ケルト色も濃くて、かなり気に入っていた物語です。
タランと角の王」「タランと黒い魔法の釜」「タランとリールの城」「旅人タラン」「タラン・新しき王者

風にのってきたメアリー・ポピンズ」P.L.トラヴァース(林容吉訳)岩波少年文庫

東風の吹く日に、こうもり傘にぶらさがって空からやってきたメアリー・ポピンズ。ツンとしていてちょっぴり意地悪だけど、バンクスさん一家の子供たちは、メアリー・ポピンズが大好き。…メアリー・ポピンズはもちろん、さりげない魔法と素敵な出来事の数々が大好きでした。彼女は結局、何者だったのでしょうね。子供たちが羨ましかったです。
風にのってきたメアリー・ポピンズ」「帰ってきたメアリー・ポピンズ」「公園のメアリー・ポピンズ」「とびらをあけるメアリー・ポピンズ

床下の小人たち」メアリー・ノ−トン(林容吉訳)岩波少年文庫

人間の家の床下には「ちいさい人たち」がこっそり暮らしていて、人間の持ち物をこっそり「借り」て、自分たちの家を整えているというアイディアがとても好きだった作品。マッチ箱でタンスを作ったり、郵便切手の絵画を壁に掛けたり、ちょっとした物が思いがけないアイディアで使われている様子も、またとても楽しいのです。 同じくメアリー・ノートンの「空とぶベッドと魔法のほうき」もとても楽しい作品です。
床下の小人たち」「野に出た小人たち」「川をくだる小人たち」「空をとぶ小人たち」「小人たちの新しい家

お姫さまとゴブリンの物語」ジョージ・マクドナルド(脇明子訳)岩波少年文庫

ようやく雨がやんで久しぶりに散歩に出たお姫さまは、つい遠くへと足をのばしてしまい、気がついたら辺りは薄暗くなっていました。その辺りは、夜になるとゴブリンが現れてとても危険なのです… というジョージ・マクドナルドの作品は、幻想的な情景の描写がとても綺麗。C.S.ルイスやJ.R.R.トールキンも愛読したといいます。私の詳しい感想はコチラ。続編の「カーディとお姫さまの物語」も。

オズの魔法使い」ライマン・フランク・ボ−ム(幾島幸子訳)岩波少年文庫

カンサス州に住むドロシーと犬のトトが、竜巻に家ごとさらわれてオズの国へと連れて行かれてしまう話。映画も有名ですね。しかしこの「オズの魔法使い」自体よりもむしろ、ハヤカワ文庫から出ていた続刊に夢中になりました。
オズの魔法使い」「オズの虹の国」「オズのオズマ姫」「オズと不思議な地下の国」「オズのつぎはぎ娘」「オズのエメラルドの都」「オズのチクタク」「オズのかかし」「オズのブリキの木樵り」「オズの魔法くらべ」「オズのグリンダ

「ドリトル先生物語」全13冊セットヒュ−・ロフティング(井伏鱒二訳)岩波少年文庫

初めて夢中になって読んだシリーズ物はこれかもしれません。動物の言葉を話せるドリトル先生と動物たちの奇想天外な物語。左の画像は1冊目です。番外編で、食いしん坊なブタのガブガブが書き上げた食物の物語「ガブガブの本」も出ています。
ドリトル先生アフリカゆき」「ドリトル先生航海記」「ドリトル先生の郵便局」「ドリトル先生のサーカス」「ドリトル先生の動物園」「ドリトル先生のキャラバン」「ドリトル先生と月からの使い」「ドリトル先生月へゆく」「ドリトル先生月から帰る」「ドリトル先生と秘密の湖 上」「ドリトル先生と秘密の湖 下」「ドリトル先生と緑のカナリア」「ドリトル先生の楽しい家

大どろぼうホッツェンプロッツ」オトフリート・プロイスラー(中村浩三訳)偕成社

その仕事振りが新聞を賑わせない日はない、大どろぼうホッツェンプロッツ。少年カスパールと親友ゼッペルが、この大どろぼうを相手に、おばあさんのコーヒー挽きを取り返そうと活躍する「大どろぼうホッツェンプロッツ」と続編2作。一見怖ろしげな泥棒も肝心なところが抜けていて憎めないですし、ユーモアたっぷりでとっても楽しい冒険談。魔法使いや妖精も登場します。
大どろぼうホッツェンプロッツ」「大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる」「大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる

ぽっぺん先生の日曜日」舟崎克彦 筑摩書房

とぼけた味わいがほのぼの楽しいぽっぺん先生のシリーズ。しかしこの後「ぽっぺん先生と帰らずの沼」「ぽっぺん先生と笑うカモメ号」「ぽっぺん先生とどろの王子」なども読んでいるのですが、実はとてもたくさん出ていたのですね。知りませんでした…。同じく舟崎克彦さんでは「トンカチと花将軍」も。「ぽっぺん先生物語全9巻

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