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大人になってから出会った児童書 <冒険・ミステリ編>
こういう作品からミステリの世界に入れるなんて、今の子供が羨ましい!

大人になってから出会った児童書 冒険編■
怪盗クイーンはサーカスがお好き」はやみねかおる・松原秀行 講談社青い鳥文庫

夢水清志郎シリーズのメンバーも時々登場する、怪盗クイーンシリーズ。怪盗クイーンはまさに現代の怪盗ルパン!華麗な活躍をお楽しみ下さい。怪盗クイーンのパートナーのジョーカーも渋くて素敵です。私の詳しい感想はコチラ
いつも心に好奇心(ミステリー)!」「怪盗クイーンはサーカスがお好き」「怪盗クイーンの優雅な休暇」「怪盗クイーンと魔窟王の対決」「オリエント急行とパンドラの匣

ハリスおばさんパリへ行く」ポール・ギャリコ(亀山龍樹訳)fukkan.com

やせたはりがねのような身体、くるくるとよく動くいたずらっぽい目、リンゴのようなまるいほっぺ、おしゃべりスズメのような快活な顔。ロンドンの通いの女中さんをしているハリスおばさんの冒険譚。1時間たった50ペンスのお手当てで働いているおばさんが、なんとお金を貯めて、パリでオートクチュールのドレスを買ってしまうのです。もちろん夢ばかりでなく、時には厳しい現実も見せられますが、それでもハリスおばさんは本当に素敵な女性です。
ハリスおばさんパリへ行く」「ハリスおばさんニューヨークへ行く」「ハリスおばさん国会へ行く」「ハリスおばさんモスクワへ行く


大人になってから出会った児童書 ミステリ編■
そして五人がいなくなる」はやみねかおる 講談社青い鳥文庫

小学校の先生をしておられたという、はやみねさんの生んだ名探偵・夢水清志郎のシリーズ。子供向けの青い鳥文庫とはいえ、これがなかなか本格的ですし、個々のキャラクターも魅力的で、謎の解決の仕方もとてもハートウォーミング。ミステリ入門編としても最適ですし、ミステリ慣れしている大人にとっては、作品の中に散りばめられた古今東西のミステリのネタを楽しめるのではないでしょうか。私の詳しい感想はコチラ
そして五人がいなくなる」「亡霊は夜歩く」」「消える総生島」「魔女の隠れ里」「踊る夜光怪人」「機巧館のかぞえ唄」「ギヤマン壷の謎」「徳利長屋の怪」「人形は笑わない」「『ミステリーの館』へ、ようこそ」「あやかし修学旅行-鵺のなく夜」「笛吹き男とサクセス塾の秘密」「オリエント急行とパンドラの匣

虹北恭助の冒険」はやみねかおる 講談社ノベルス

こちらは元々メフィストに掲載されていて、本となった時も講談社ノベルスとして出ているので子供の本ではないかもしれませんが、ここに並べても違和感がないと思います。夢水清志郎のシリーズと同じ地域が舞台のようで、どちらも読んでいると、時々ニヤリとしてしまうのです。私の詳しい感想はコチラ
虹北恭助の冒険」「虹北恭助の新冒険」「虹北恭助の新・新冒険」「虹北恭助のハイスクール☆アドベンチャー

晴れた日は図書館へいこう」緑川聖司 小峰書店

図書館を舞台にした日常の謎の連作短編集。謎が解けていくにつれて、その本に対する様々な思いが明らかになっていくのが、何とも暖かくて素敵。それにこの作品に登場する架空の本の魅力的なこと! 思わず読みたくなってしまうような本ばかりです。私の詳しい感想はコチラ。緑川市を舞台にした正統派ミステリ 「プールに住む河童の謎-緑川事件簿」も楽しいです。

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